木曜日!2日前やで!
どないしよ~どないしよ!!
『事前にどないしよ、どないしよ!って言ってる分にはいい。事後でゆうてたらほぼあかんやつや』 ← これなおの名言ね
<オネゲル交響曲4番 ~オネゲルってなんぞ~>
フォレとラヴェルを味わった後は、オネゲルやで。
オネゲル、誰ぞ?ポカーン って人も結構いると思う。なおも、そういうタイプ。
ちょっとオネゲルさんの特徴を列挙してみると下記の通り。
・紙幣にもなってるらしいから、日本でいうと夏目漱石クラスっぽ。
・見た目一瞬、なおの前の会社の上司に似てる。
・パイプ収集家。時代、国を超えて、男には収集癖があるんだなあ。
・実はこっそりスイス人。
・んでもってミヨーと仲良し。
だけど、さすが当団、オネゲル崇拝者がたくさんいるのだ。
オネゲル先生から始まり、オネゲリアン、大名言「よろしくオネゲルいたします」まで勢ぞろい。
秋口の教会コンサートでもオネゲル「夏の牧歌」をとりあげたOFJ。
一部では「OFJのOは オネゲルのO」とも揶揄されている。
※ただし、オネゲルの綴りは Honegger なのでOではない。
<見どころ聴きどころ>
さて肝心の、曲はというとオネゲルには荒々しい曲が多い中、この平和~な曲。
だってほかの代表曲、ラグビー、パシフィック231(機関車の曲)、典礼風(戦争がテーマ)など、なんとも男臭い。その中でこの「バーゼルの喜び」なんていう美しい曲も書いちゃうなんて、彼はなんでもイケるクチなのか。
しかし、スイスだからと安直に、アルプスとかハイジを想像してくると、痛い目にあいます。
バーゼルです、バアゼル。クララは立ちません。
曲想は終始フランスっぽくオシャレに気を使いながら、バーゼル民謡もきもちよ~く歌っちゃったりして、みんなに盛り上げるだけ盛り上げさせといて、最後は「あ、終電なくなるから帰るわ」みたいにサクッと終了。超勝手な上司みたいな。
多分、観客のみなさんも「ん?」ってなって終了。
「ん?」ってなったら拍手すればよい、って覚えて実行してもらうと、周りの、曲知らんお客さんたちから「あ、この人、わかってる人だ」と尊敬のまなざしで見られます。
ただし、三楽章の途中、長い長いファゴットソロの前に、終了のフェイントみたいなのもあるから、調子のって勢いよく拍手すると、ファゴットに一生恨まれるから注意。
聴き所はね~まずは冒頭の「ヴァイオリン:たけ先生」のソロ。
(なにが先生かって、勝手に初対面でなおが「先生」って呼んじゃったからなんだけど・・・えーと、見た目?)
それに続いて、ホルン。なおの。
これ、なんともないただのフツーのソロに見えて、なぜかスゴイやりづらい。
なぜだ、レラララが同じ指使いで、しかも音程とりにくい音だからか?
今回の楽譜の中で、一番嫌いな箇所。はずしたら、「大変なのね」って思っといてほしい。
・・・って聴き所を頭から探していってたら、ありすぎてわからん!!!
ソロ!ソロ!あっちのソロ!こっちのソロ!の連続。
・・・でもなおのお気に入りは、ファゴットとチェロ(ユニゾン)。
これだけ伝えると「なおは渋い楽器がすきなのか」と思われるかもやね。
ホルンも中低音でユニゾンやったりしてかっこいいのですが、
なにしろ中低音は埋もれるから、しんどいだけ。そこだけ倍管(4本)にしたーい!
あとは、2楽章でなおがバーゼル地方の民謡吹くらしいですよ!
地方の歌といえば、「河内のオッサンの唄」くらいしかしらんなおが、大丈夫か!?
超なにわ風になったらすいません。
すべての楽器が超難しいので、魂が吹っ飛んでいるかもしれませんが、
とりあえず、暖かくニヤニヤしながら見守ってみてほしい。