なおです。
本日は、あの震災からちょうど3年目。
なおも、新宿(当時の勤め先)から歩いて帰ってきたなあ~・・・っていろいろ思い出しました。
今日はちょっとフランセな話題から外れますが
先日、右近先生筆頭に、フランセの数名が参加した追悼演奏会について書くよ。
曲目は、フォーレ:レクイエム と、上田益:レクイエム。
フォーレのレクイエムは、かなーりちっこい編成で
弦が各パート1本、木管2本、Hr2本という全10人くらいの演奏。
Hr2名以外は、プロの卵とか音大生とかプロとか。
こんな中になおを投入するなんて、先生は正気だろうか
なおを社会的に抹殺しようとしているのではないか、というメンバー。
しかも、練習は前日約2時間だけで、40小節とか数えなきゃいけない曲だし
寿命が何回か縮みました。
横のTさんをチラチラみて、構えたら構えるゼ!くらいの感じでいきました。
上田益さんのレクイエムは、10曲からなる曲。
ほんとにきれいな曲で聴いてて泣ける。
地震の始まりから、未来へ向かうまでを描いたような曲で
もともとは阪神淡路大震災のために書かれたのだとか。
復興に対してのいろんな想いとかが込められている曲だそうで
youtubeにもあるのでぜひ聴いてみてちょん!
こちらは、3~40人くらいで演奏なので、フォーレと比較してホッとする。
Hr1stは結構目立つ、ソロもあるでの曲ですが
まあ、Tさんが喜んでやるでしょうということで、なおはノホホンと座ってました。
先生がプレトーク(本番前に必ず曲の説明とか想いとかを語るのが恒例)で
「震災の記念日を制定しようとか政治家が言ってるけど
記念日ってのは、何かを成し遂げてから制定するものじゃないか。
まだ復興は全然進んでないじゃないか」
と言ってて、なおも、せやなぁと納得してしまいました。
演奏のほうはというと、両曲とも素晴らしい出来になり、
お客さんも、ずっと一生懸命に聴いていて なおも頑張りました。
合唱の方々が、「Hrの音程にものすごく助けてもらった」とか言ってたのが
なんとなく、復興活動の中での助け合いとか、気持ちのよりどころだとかに
なおのなかで結びついてしまって、いろいろ考えてしまった。
音楽の強さと人の結びつきの強さの共通点みたいなのが
ちょっと理解できたような、できてないような感じ・・・