インペクを拝命しております狂箪笥(くるいたんす)です。
次回演奏会のチラシができました。いつも制作物を担当しているCさんお疲れ様です!
今回のプログラムはドビュッシー2曲とフランク。厳密に言うとフランクはベルギー出身ですが、パリを中心に活躍し、さらにはその後のフランス近代音楽に大きな影響を与えた作曲家として、ごく自然な流れで取り上げました。
(この理屈でいうとショパンやストラヴィンスキー、日本人作曲家でいえば武満徹・別宮貞雄両先生の曲もありか?まあこの辺はもう少し時間をかけて考えましょうかね)
フランクの作風は、非常に平たくいうとドイツとフランスを足して2で割ったような感じ。軽妙洒脱というよりも、地に足をつけてしっとり歌い上げる旋律。フランクの代表作であるこの「交響曲二短調」も例外ではなく、美しい旋律が重低音に支えられ、ブルックナーの交響曲を彷彿とさせるオルガン的な分厚い響きを醸し出します。
そんなドイツっぽい音楽を当フランスオケが演奏するとどうなるのか?単にフレンチな響きとか表面的なもので違いを出すというよりも、内面に秘めた「熱さ」や「人間臭さ」が粋に表現できればと思っています。少なくとも、マエストロの棒からはそういうものが伝わってきます。
来年2月2日(土)14:00開演です。ぜひタワーホール船堀へお越しくださいませ。