第5回演奏会チラシできました!

OFJ_5th_20181216

インペクを拝命しております狂箪笥(くるいたんす)です。

次回演奏会のチラシができました。いつも制作物を担当しているCさんお疲れ様です!

今回のプログラムはドビュッシー2曲とフランク。厳密に言うとフランクはベルギー出身ですが、パリを中心に活躍し、さらにはその後のフランス近代音楽に大きな影響を与えた作曲家として、ごく自然な流れで取り上げました。
(この理屈でいうとショパンやストラヴィンスキー、日本人作曲家でいえば武満徹・別宮貞雄両先生の曲もありか?まあこの辺はもう少し時間をかけて考えましょうかね)

フランクの作風は、非常に平たくいうとドイツとフランスを足して2で割ったような感じ。軽妙洒脱というよりも、地に足をつけてしっとり歌い上げる旋律。フランクの代表作であるこの「交響曲二短調」も例外ではなく、美しい旋律が重低音に支えられ、ブルックナーの交響曲を彷彿とさせるオルガン的な分厚い響きを醸し出します。

そんなドイツっぽい音楽を当フランスオケが演奏するとどうなるのか?単にフレンチな響きとか表面的なもので違いを出すというよりも、内面に秘めた「熱さ」や「人間臭さ」が粋に表現できればと思っています。少なくとも、マエストロの棒からはそういうものが伝わってきます。
来年2月2日(土)14:00開演です。ぜひタワーホール船堀へお越しくださいませ。

フラ午後2018チラシできました!

OFJ「フランス音楽の午後2018」チラシできました!数に限りこそありますが、今週末からいくつかの演奏会のプログラムに挟み込ませていただく予定です。
プログラムにこだわった当OFJ、曲目表記にもこだわりました。今回演奏会の最大の目玉は『クープランの墓』全曲なのですが、いつも印刷物の制作を担当するCさんが入稿前にカンプの意見照会をしたとき、事件は起こりました(笑)
こんな修正がS団長から入ったのです。

Before:組曲『クープランの墓』(全6曲版)
After:組曲『クープランの墓』(マイケル・ラウンド編曲のフーガ、トッカータを含む全6曲版)

フーガとトッカータのオケ版の存在をよりアピールするように、ということのようです。
ちなみに「フーガ」「トッカータ」のマイケル・ラウンドによる管弦楽版は、ラヴェルが編曲した組曲4曲と同じ編成なのですが(2222/2100,Hp,Strings)、トッカータについては演奏効果を鑑み、唯一入手可能なアシュケナージ盤を参考に若干の打楽器を追加して演奏する予定です。
滅多に演奏されない「フーガ」「トッカータ」を含む全曲演奏(アマチュア初演)、生でお聴きいただけるチャンスです。是非お誘い合わせのうえお越しくださいませ!

そういえば「アマチュア初演」の旨チラシに書くのを忘れた。
でも確証が取れたわけではないし、まいっかw